きょうかどうさんへ行ってきました
豊郷町の吉田にあるおいしいお菓子屋さん『きょうかどう』さんにお邪魔してきました。なんと、創業は和菓子からはじめて95年。現在は3代目となります。
お店は令和3年2月にリニューアルオープンされ約1年半たちましたが
娘さんお二人もスタッフに加わり、ご主人いわく
『明るくなって客層も変わりお客様も増えた!』と嬉しそうに語ってくれました。
店内を見渡すと、ショーケースには季節のフルーツをたくさんつかった
約10種類のケーキが並びます。
私も、いつもお邪魔するとどれもおいしそうで選ぶだけで時間が経過してしまいます。
そして、きょうかどうさんは、ケーキだけじゃありません!
きょうかどうさんの店内には、毎日約10種類のケーキ、約30種類のパン、約5種類の和菓子が並びます。
ケーキ、パン、和菓子と多岐にわたる商品数はなぜなのか?
なかなか珍しいと思うのですが
聞いてみると、最初は和菓子だけでしたが現在の3代目のご主人が京都の洋菓子店で修業し、その後豊郷で一緒にお店をしはじめてからこの形態になったようです。
そして、お店のこだわりは『すべて手づくり』というところ。
これだけの商品数で、手づくりにこだわっておられるのはすごいです。
季節ごとに並ぶ様々なスイーツに何回も通いたくなるお店です。
自分へのご褒美スイーツ、お世話になった方へのちょっとしたプレゼントなどにもいかがでしょうか?
きょうかどうさんのおすすめ商品は?
『草餅』『季節のタルト』『誕生日ケーキ』と教えて頂きました。
きょうかどうさんへ行かれた際は、伝統の味草餅をぜひ!
季節ごとにことなるタルトは、きょうかどうさんのインスタを
チェックしてお見逃しなく!
また、誕生日ケーキはオリジナルでつくって頂くこともできます。
特別な日なお祝いの日に利用したいですね
豊郷町観光案内所でも人気商品『カメロンパン』を販売しています。
とよさと土産にぜひ◎
最後に、きょうかどうさん、記事を読んで頂きましたみなさま
ありがとうございました。
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店舗情報
きょうかどう
場所:豊郷町吉田1500-5
TEL:0749-35-2163
営業時間:10時~18時
定休日:月曜日
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アニメファンも集う「文具おおむら」さんへ行ってきました
雪の舞う2月17日、豊郷町上枝にある「文具おおむら」さんにお伺いし、これまでの
お仕事や日常の一コマについてお話を頂きました。
こちらは66年の歴史のある「まちの文具屋さん」です。
店主の大村耕一さんは、前職定年後にこのお店を継がれ、お店の運営のかたわら、イベントや物産会への出店や町の様々な役も務められるなどエネルギッシュに活躍されています。
終始穏やかな笑顔を浮かべながらたくさんの話題を語ってくださいました。
その興味深い内容にどんどん引き込まれ、知らないうちに1時間半が過ぎていました。
【激闘の毎日から「町の文具屋さん」へ】
「文具おおむら」さんは、店主の大村耕一さんが小学5年生の時に、おばあ様とご両親が現在の地で開業され、今年で66年になるそうです。
店には「いつもたくさんの品物が揃っていたなあ。」と、当時を思い返されていました。
大学卒業後、兵庫県で西武鉄道に勤められたそうですが、自身の適職を見つけ、3年後に京都府警に入られました。
地域の警邏を経て、暴力団対策の職務に就き、命をかけて取り組まれたそうです。
「ほんと、めちゃくちゃやってましたわ」
と回顧されましたが、その言葉の端々から様々な葛藤があったのだと感じました。
61歳で退職され、引き続き京都で地域安全の仕事を考えておられたそうですが、
豊郷に帰ってきたある日、休店中だったお店のシャッターを開けると、たくさんの商品がそのままの状態で陳列されていました。
その時、思い出が甦り「ああ、ここを継いで残していかなあかんなあ」と決意。
現在の「文具おおむら」のスタートです!
【新しい世界に飛び出す】
お店を継がれたとはいえ、販売の仕事は全くの初めてで、試行錯誤の毎日だったそうです。
2009年の4月、ごく普通?の文具店だった「文具おおむら」に大きな転機が訪れます。
ある深夜アニメの放送が始まったのです。しかも、どうやら豊郷小学校旧校舎群が舞台になっているらしいとの噂でした。
当時、町内の有志の皆さんが町おこしに立ち上がり、町役場・商工会・観光協会も一緒になってお客様を迎えられたと聞きます。
作品も徐々に人気が高まり、全国区になっていきました。その中で愛する作品をモチーフにファンが同人誌を作り始められました。
ところが、作品を扱ってくれる場所がないとのことで、「文具おおむら」で受け入れられました。
そこからアニメファンも集う新しい「文具おおむら」が誕生しました。
【ある文具ファンのひとり言】
わたくし職員Nは、実は文具が大好きで、特にノートが大好きなんです。
ふだんあえて素を出さないのですが、ノートや好きなものに関するときは知らずに饒舌になっており、やべっ…となってしまいます…。
そんなわけで新品のノートを見たら、書きなぐりたくなるし、消しゴムで「うおりゃ~」と(心の中で)叫びながら消したくなるんです。
そういう仲間、いますよね?きっと…。
「文具おおむら」の店内を物色していると、懐かしのノートを発見!初代は無かったのですが、2代目からのキャンパスノートが揃いました。
私のテンションが上がったのは…
まあ、置いておきますね。
新しい商品と懐かしい商品が同居している楽しいお店です。
ご主人とのお話しと共に、商品探しにぜひお越しください。
【世界から集うファンと町の文具屋さんとの間で】
2009年に始まったアニメ作品は国内にとどまらず、海外にも人気が広がっていきました。
中国・台湾・韓国のファンがお店を訪れるようになり、にぎやかになっていったそうです。
一度ペルーからのお客様が来られ、自国の硬貨を置いて行かれたことが印象に残っているそうです。
同人誌やアニメグッズがクローズアップされていますが、学帽や学校指定のシューズ、文具類も扱われ、今もスクールガードも務められるなど豊郷町の教育振興や地域安全にも貢献されています。
お客様を大切に想う大村さんの人となりが伺えます。
【大村さんの豊郷町への想い】
お客様とのふれあいの中で、大切にされていることって、何ですか?と伺うと、
「来てくださったお客さんに興味を持つこと。それも真剣にな!真剣に興味を持って
接するからお互い解かり合える。特にファンが持ち込んでくる作品を見れば、その人の背景や人となりがすぐに解かる。だから面白いんや!」
普段、ジョークを飛ばす姿が多い大村さんとは違う新たな発見をした感じです。
最後に、豊郷町観光協会の監事も務めてくださる大村さんに、豊郷町のこれからの観光についてご意見を伺いました。
- 地元の歴史を大切に伝える。
- 町内の古き良き文化をアピールする。
- 江州音頭発祥の地として、特に「観音盆」活動を伝えていきたい。
大村さんはじめ、町民様、会員様の思いに応えられるよう努めていきます。
これからもよろしくお願いします!
【文具おおむら】
・所在地:529-1166 滋賀県犬上郡豊郷町上枝184-1
・営業時間:10時~17時
・電話番号:0749-35-2606
・定休日:不定休
《三羽鶴さんをご紹介します》
今回は豊郷町石畑の「三羽鶴」さんに行ってきました!
豊郷駅を降りて豊郷病院前を通り過ぎると、左手に「三羽鶴」と書かれた看板が
目に入ってきます。そこが今年で創業42年を迎えたお食事処「三羽鶴」さんです。
依然としてコロナ渦中にある飲食店様に、少しでも広報のお役に立ちたいとの思いで
今回の取材となりました。
穏やかな店主の坂田秋夫さんと優しい笑顔の奥様やえ子さんに、いろいろお話を
お伺いしてきました。
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三羽鶴さんの入り口は二つあります。
右手から入りますと、カウンター席(5席)と小上がりのテーブル席(4卓)となって
おり、少人数でゆったりとお寛ぎできます。
左手の玄関から入りますと、広いたたき台に小さな庭園がしつらえてあり、正面に
このお店のシンボル「三羽の鶴」が描かれたついたてが目に飛び込んできます。
そこで店主に「三羽鶴」の名前の由来をお尋ねしました!
「元々5人兄弟ですが、自分含めて男兄弟3人が地元の近所に住んでいたので、店を
始める時に縁起の良い鶴を三兄弟に重ねました」とのこと。
以前はご兄弟で店の経営をされていましたが、現在は店主と奥様のお二人で店を
切り盛りされています。
玄関を上がり廊下を進みますと、小座敷が2部屋と奥には大広間の宴会場があります。
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さて、まずは当店人気のメニュー3品をお聞きしましたよ♪
やはりなんといっても三羽鶴さんと言えば「鶏の唐揚げ定食」ですね!
大ぶりの唐揚げはガッツリ食べたい派のお客様も大満足です。
「常連の方が『たまには違うメニューを頼もうかな』と悩んで結局、『いつもの
唐揚げで!』とオーダーされるんですよ」と奥様はニッコリされます(^^)
そしてこれも推しの一品「だし巻き定食」!
老若男女問わず、誰もが大好きになるだし巻き玉子です。
特に三羽鶴さんのだし巻きは昔懐かしい「お母さんが作ってくれた玉子焼き」に
近い優しい味です。
最近では常連様のオーダー頻度が高い「とん平焼き定食」も人気メニューです。
当初は単品メニューでしたが、お客様のご要望で定食に昇格(?)しました🙌✨
豚バラ肉とキャベツの千切りにソースが絡まってベストマッチング💛
しかもご飯は何杯でもお代わり自由で、グループでご利用の時はおひつを置いてくださるので、気兼ねなくお茶碗に山盛りよそうこともできます!(^^)!
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《季節限定メニュー》冬場にはやはり鍋料理がお勧めです。
三羽鶴さんでは一人用の鶏鍋や豚鍋、ミックスの寄せ鍋の他に、沖すきという魚介類の
鍋も人気です。
そしてカウンター席で一杯飲みながらつまむのは、やっぱりおでんですね!
ゆったりと時間が流れるこの場所で、身も心も温まります(*'ω'*)
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店主のご自慢料理もお伺いしましょう!
人気メニューでもあるだし巻きは、店主一人で1日数十本も作ることがあります。
三羽鶴の定食セットには必ずだし巻きが付いていますよ!
茶碗蒸しも得意料理のひとつで、やはり出汁が決め手の卵料理がご自慢です。
そしてこれは奥様やご家族の方も口を揃えてお勧めするのが、なんと「白身魚の
煮つけ」だそうです。
カレイやヒラメ、ブリはもちろんのこと、鯉の煮つけは川魚が苦手な方でも、三羽鶴
さんのは食べられると太鼓判を押されます。
皆様も是非一度ご注文されてはいかがでしょうか(※鯉の煮つけは要予約)
ちなみに三羽鶴さんではスッポン料理もありますが、こちらはめったにご注文が無い
とのこと。もしご希望でしたら、3日前までにご予約でお願いします<(_ _)>
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この2年はコロナ禍に見舞われ、どの飲食店様も大変な思いで営業を、時には
休業や閉店などやむなく、様々なご苦労がありました。
三羽鶴さんも、コロナ禍前と営業の様子が一変したことに、大きな戸惑いを感じ
られたそうです。
例年なら忘年会や新年会、歓送迎会や打ち上げ等で、宴会場はいつも賑わって
おりました。
運動会や字の行事では仕出し弁当の注文も引っ切り無しにありました。
それがここ2年でほとんど無くなり、昼間の営業はお持ち帰り弁当や、店内に
感染症対策の設備を整えましたが、客足は以前のように戻っていない状況です。
そうした中、三羽鶴さんを応援する方たちがいらっしゃったのです。
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「アニメファンの方がいつも弁当を買って頂いたこと、ある方は晩ご飯を食べる
ためだけに、わざわざ遠方からお越し頂いたことなど、感謝の気持ちでいっぱい
です!」と店主と奥様が口を揃えておっしゃいました。
また、規制緩和されつつある(昨年度12月取材時)イベントの企画に、この店を
ファンの集いにして頂いているとのことで、もはやアニメファンを超えて三羽鶴
さんのファンになっていますね!
最近では、地元の方やアニメファンの方ばかりでなく、一般の観光客の方もよく
お見えになるそうです。
周遊観光のクーポン券をご利用のお客様が増えてきたようで、これも大変ありがたい
ことですね!
三羽鶴さん流のおもてなしは「第2の我が家のようにゆったりとお寛ぎいただいて、
ここは居心地いいなぁ…とお客様が感じてくださること」と奥様。
そんなアットホームな雰囲気に、三羽鶴さんのファンが増えるといいですね✨
まだコロナ禍ではありますが、以前の様な賑わいを三羽鶴さんに取り戻して
もらえるよう、私達も応援したいと心から思った今回の取材でした。
ここまで長編記事を読んでくださり、ありがとうございましたm(__)m
★店舗情報
【有限会社 三羽鶴】〒529-1169 滋賀県犬上郡豊郷町石畑205-2
[定休日]水曜日
[営業時間]昼:12時00分~14時00分 夜:17時00分~21時00分
[電話]0749-35-3443
写真提供:@crusher_ver2さん(2.3.8.9.10.11.12.18.19.22.23)
近江印刷さんの秘密に迫る
今回は愛荘町にある近江印刷株式会社さんにお邪魔し、
営業部の井田さん・袋本さんにお話しをお伺いする他、
併設されている工場もご見学させて頂きました😊
近江印刷さんは、元新聞記者であった創業者・里西龍太郎氏がミニコミ紙
「近江タイムス」を自家製作するための活版印刷を始めたことを起源に
昭和33年に「里西印刷所」として創業。とても歴史のある会社さまです。
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皆さまは印刷会社さんというとどのようなイメージでしょうか?
私は純粋に印刷の発注受けて、機械を動かし、紙に印刷する…
そんなイメージでした。
しかし、近江印刷さんでは営業部・制作部から始まり少し歩けば印刷工場も併設しておられます。
そのため、企画から納品まで全てを完結できる環境があり、
紙に印刷するだけでなく版下データからデジタルコンテンツの作成まで行える
そこが強みだと営業部長の井田さんは仰います😊
印刷会社さんがデジタルコンテンツまで扱う…
具体的にどのようなものなのでしょう?
お2人が快くお見せ下さったのは、リンク付きのウェブブック・YouTube広告・LINEアカウント・360VRの提案資料たち。
時にはCM撮影やドローンを飛ばすこともあるそう。
「伝える」すべての媒体をビジネスととらえる。
そして時には「伝える」効果を高めるためにアナログとデジタルを融合させた提案も行うなど、印刷の枠にとらわれない発想を持つ。
印刷会社の概念を覆す内容です😲
これほどの幅広い提案を行うには、一人一人の社員さんのスキルも問われるのでは…?思わずお聞きしてしまいました。
すると、お2人からも「日々勉強しています」のお言葉が。
井田さんは経営に関する知識を得るため、ブランド・マネージャー認定試験の2級を保持しておられるなど、とても勉強熱心な姿勢が伺えます。
近江印刷さんでは井田さんや袋本さんのような営業部の皆さまが、お客さまと何度もヒアリングを行い、お客さまの「やりたい」を叶える提案をする『伴走型営業』を行っておられます。
『伴走型営業』とはどのようなものなのでしょうか?
例えば、商品パッケージの依頼を受けた際、他とは異なる商品の良さをパッケージに出して売りたい。しかし中には差別化しにくい商品があるのも事実です。
その場合は、その商品を差別化させる提案から始まるそうです。商品の情報を集めるのではなく、商品の特徴までも提案してしまう、まさにコンサルタントの域に感心してしまいました✨
まずは「お客さまを知ること」を最重要視されている近江印刷さんでは、
地元からの信頼も厚くとりあえず近江印刷さんに相談してみよう!から始まる方も多いのだとか😊
「お客さまからのご相談を「できない」と断ることはあまりないですね。」と心強いお言葉も頂きました。
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次は、オフィスからドアを1枚挟んで直結の、工場をご案内していただきました。
中に入ると、大迫力の機械とたくさんの印刷物の山。
オフィスとはがらりと変わる雰囲気に圧倒されました。
1階では大きなロール紙を備えた輪転機が目を引きます。
この1ロールでB4の印刷物が8万枚印刷できるそうです!!
輪転機というと、色があまりよくないイメージがありましたが、近江印刷さんではCMYKの色味で画像もきれいな発色で印刷できるため、印刷枚数の多い、折り込み広告等の印刷もされます✨
周りを見渡すと、たくさんのインクや用紙が積まれており、ワクワクしてしまうような空間😊
中には、ちょうど今月発行の「とよさと広報11月号」の姿も!!!
そして、2階では中綴じ・無線綴じ・折加工などなど、1階で印刷された印刷物の加工が。高い印刷技術と加工技術を備えた近江印刷さんでは同業の印刷会社さんからの発注も受けられているそうです✨
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対面営業でお客さまとの関わりを重視されてこられた近江印刷さん。
しかし、このコロナ禍で思うように動けない事態に。
その時、近江印刷さんではどんな形でもお客さまに情報を発信し続けたいという想いから、社外報「ing」の配布・公式Twitterにおける投稿を開始されました👏
社外報は「近江印刷という会社を知ってもらいたい」という考えから。日々様々な自治体から広報を受注されている近江印刷さんならではのハイクオリティ!!
また、Twitterでは「伝えることをやめない」という意思から投稿をスタートされ、すでに4000人ものフォロワーが!企業の公式アカウントというと、少しお堅めなイメージですが、近江印刷さんは「日々のつぶやき大半、ビジネス少々でOK!」という内容で、親近感があり、とても応援したくなるアカウントです😊
ちなみに、社外報「ing」は近江印刷さんの公式HPのウェブブック上でご覧いただけます◎プレゼントコーナーの掲載号もありますのでぜひご応募を!とのこと✨
今回お話をお聞きしていると、会社の皆さまの「考え方が新しい」そんな風に感じました。その印象について少しお聞きしてみると、会社のモットーに「不易流行(変わらず守るべきものは守り、新たに変えるべきものはどんどん変えていく)」の考えがありました✨
社員さんも若い年代層の方が多くおられ、新卒入社5年目の袋本さんも
「みんなで助け合う、アットホームな雰囲気が近江印刷のいいところ。営業先で悩むことがあっても、会社に持ち帰って相談し、みんなで解決するんです」と。
とてもチームワーク抜群な近江印刷さんでした👏
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豊郷町観光協会でも、日頃から冊子やパンフレットの制作等でお世話になっている他、観光案内所での大人気のオリジナルグッズ「うさかめステッカー」や「登校証明書」もお作り頂いています。
まさに「近江印刷さんに相談してみよう!」から始まったグッズです。ぜひ豊郷小学校旧校舎群にお越しの際は手に取ってみてくださいね😊
井田さん・袋本さん、そして記事をご覧の皆さま
最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございました。
《近江印刷株式会社》
Twitter:@omp63
🎁近江印刷株式会社【公式】🎄 (@omp63) | Twitter
Instagram:@omiprint
サンライズ出版へ行ってきました!
第1回 「サンライズ出版さんへ行ってみたい…」
今回から5回にわたって、当観光協会の会員さんであり、彦根市で出版業をされて
おられる「サンライズ出版株式会社」様をご紹介いたします。
「サンライズさんに行ってみたい…。」
きっかけは、わたくし職員Nが「滋賀県の~について知りたい!」と思い、手に取るのが何故かいつもサンライズさんの書籍という何気ない想いからでした。
滋賀の確かな史料と考証で構成され、それでいて読みやすいので、安心して読めるのが
一番の理由なのだと思います。
事業会議の中でサンライズさんに行かせてほしいと手を挙げ、取材を申し込んだところご快諾いただき、このたび彦根市鳥居本にある会社にお邪魔することができました。
国道8号線を北上していくと、左手にレトロ建物として味わいのある近江鉄道鳥居本駅が見えてきます。そのすぐ目の前に赤壁の2階建てがあります。
そこが目指す「サンライズ出版」です。
編集部員さんから書籍の出版を通した取り組みやこれからの展望、目標などのお話を
伺うことができました。
次回は、サンライズ作品の魅力をレポートします。
第2回 「サンライズ作品の魅力」
サンライズ出版様が手掛けられる書籍カタログには、歴史、旅行、文化芸能、
食文化、昔話などなど、滋賀県に特化した作品に溢れています。
Q:「年間で、どのくらいの書籍をリリースしているのですか?」
A:「流通ルートに乗せないものも含めて、50~60点出版しています。」
これだけの質のものをどうやって形作っていくのだろう…?
Q:「滋賀県に特化した作品を生み出されていますが、その原動力というのは?」
A:「地域の人々に守られてきた文化財などが手に触れられるほど身近にあるのに、
その魅力に気づいていない県民も少なくないように思います。そんな地味な
すごさ!を県内外の方々に知っていただきたいですね。
また、著者の方々の思いを受け止めて、お手伝いさせていただくという姿勢で
本づくりに取り組んでいます。」
にこやかに、仕事への熱い想いを語ってくださいました。
「地域が人を生み、育て、守っていく。人が地域を守り育てていく。」作品を通して、
そのつながりを感じることができるのが、サンライズ出版の作品の魅力なのだと感じました。ヴォーリズ建築ファンの方は『信仰と建築の冒険」をチェックしてください。
次回は、企画から商品が誕生するまでをお伝えします。
第3回 「企画から商品誕生まで」
サンライズ作品は、どうやって生まれてくるのだろう?
Q:「企画のスタートは、どういう形でスタートするのですか?
今年はこれを作るというような年間計画に沿ったものですか?」
A:「企画の持ち込みや、こちらからの執筆依頼など、いろんなパターンがあります。
年間計画としては大河ドラマに合わせて企画することもありますし、コロナ収束を
願って出した元三大師の冊子のように突発的な企画もあります。」
Q:「1つの書籍を仕上げるのに、どのくらいかかるのですか?」
A:「3か月から半年、1年以上の場合もあり、なかなか一概には言えません。」
原稿執筆、写真撮影、レイアウト、デザイン、校正、印刷、製本などなど、
それぞれの仕事の集大成が1つの作品として生まれてくるのですね。
次回は、コロナ禍の出版状況についてお話を伺います。
第4回 「コロナ禍での出版」
2019年の11月に発生した新型コロナウイルスは、瞬く間に全世界に広がり、
人々の生活が一変してしまいました。観光協会会員様にも大きな影響が続いています。
私たち豊郷町観光協会も事業のストップや観光施設の見学制限などがあり、
楽しみにされておられた皆様にご迷惑をおかけしました。
この自然の脅威に臆することなく会員の皆様と手と手を取り合って前に進んでいきたいです。
Q:「外出の自粛により、自宅での楽しみが模索されていますが、出版や読書環境など
変化はありましたか?」
A:「閉塞感はありますが、巣ごもり需要で読書の機会は増えていると感じます。」
Q:「サンライズさんでは、自費出版も手掛けられておられますが、本を書かれる方の
動向はいかがなものでしょうか?」
A:「ご自宅で過ごされる時間が増えたためか、小説や自分史、地域史を書かれた方
からのお問い合わせも多く、一冊にまとめるコツなどをアドバイスさせて
いただいています。」
形は違えど、自己表現を願っている方は潜在的に多くいらっしゃるのだと明るい気分に
なりました。
サンライズさんの新刊、『近江の平城』と『本当はスゴイ!滋賀の文化財』の2点を
ご紹介します。『近江の平城』では豊郷町の高野瀬城も取り上げて下さっています。
秋の夜長、読書の秋にいかがでしょうか?
旅心が刺激されましたら、本を片手に滋賀県ならびに豊郷町へぜひお越しください。
最終回は、サンライズさんのこれからの取り組み、夢、目標についてリポートします。
最終回 「これからの取り組み、夢、目標」
滋賀県には、まだまだ発掘されていない宝物があり、書籍のテーマも尽きることはない
と熱く語られました。
Q:「テーマは尽きないとのことですが、
今後、どのような書籍を作っていきたいですか?」
A:「これからも、埋もれている歴史や文化、人物などに光を当て、滋賀県から全国に
発信していきたい。当社のモットー『心に残る本づくり』は、著者と読者、双方の
心に残る出版のお手伝いという意味です。
それが世の中のお役に立てば、近江商人の『三方よし』の精神にもつながります。
謙虚に大胆に歩んでいければと思っています。」
と、心強いお言葉をいただきました。
2020年にサンライズ出版さんは創業90年を迎えられました。
次の100周年に向かって、これからも良書を届けてください。
今回の取材でお世話になりました会社の皆様、ありがとうございました。
<会社データ>
電話:0749-22-0627
URL:http://www.sunrise-pub.co.jp
丸菱刺繍さんにお邪魔してきました【後編】
《最近の取り組みについて》
数年前から沖縄のデザイナーさんとの商品開発で「ペーパージュエリー」という
紙製の新感覚アクセサリーを作っていらっしゃいます。
金属アレルギーの方にもおしゃれを楽しんでもらいたいという思いから作られました。
花びらが華やかに縁どられた素敵なデザインですね。
ピアスやブローチのアクセサリーに金の箔押しがワンポイントになり、丸菱さんの
細やかな技術が光っています。
《今までの仕事の中で、一番のチャレンジは何ですか?》
「立体ものにレーザー加工を施すことです。微調整をかけながら試行錯誤して
チャレンジしています」
西村さんの妥協を許さない職人気質で、きっと完成する日も遠くはないはず。
応援しています!
チャレンジ精神旺盛な西村さん、
《今後の目標などあればお聞かせください》
「加工を通じて、もっといろんな方面の人々と知り合いたいです。
自分のまだ知らない素材があると思うので、もっと加工技術の幅を広げたい」
というお答えでした。
《丸菱刺繍さんとしてのポリシーとは》
「加工に関連した依頼であれば『可否を問わず先ずはやってみる!』というチャレンジ精神で、求められたならば断わらないスタンスで挑む」
という、とても頼もしいご回答でした。
製造や加工を生業とする業者さんにとって、サンプル作りは手間暇のかかる作業ですが、西村さんは依頼者と納得できるものを何度でも作り直します。
そうした打ち合わせのなかで、素材や加工について自らの経験を生かして提案していく
スタイルを大事にされています。
やさしいお顔立ちで、若々しいエネルギッシュな丸菱刺繍の西村さんでした!
《最後に丸菱刺繍さんからメッセージを!》
「新しい素材と新しい加工を使い、お客様の可能性を広げるお手伝いをします。
1枚からでも対応させていただきますので、どうぞお気軽にご相談ください」
有限会社 丸菱刺繍 http://www.e-ohmi.net/marubishi/
ペーパージュエリー https://paperjewelry.jp/
(こちらの取材は緊急事態宣言前のものです)
丸菱刺繍さんにお邪魔してきました【前編】
今年2回目となる事業所様への取材&インタビュー、今回は豊郷町安食西で工場を
構える丸菱刺繍の西村さんにいろいろお話をお伺いしました!
《丸菱刺繍さんの会社紹介》
刺繍機による刺繍加工を主とする加工業。刺繍の他にもレーザー加工機によるカットや彫刻、コンピュータ彫刻機による箔押しなど、幅広い加工も手掛けておられます。
また、メタリィフという衣料用マーキング素材の新たな加工にもチャレンジして、アイデア溢れる”ものづくり”を目指しておられます。
今年で創業33年目を迎えた丸菱刺繍さん。
さっそくお尋ねしたのが『丸菱(まるびし)』という屋号の由来です。
「代々近江商人の家系で『菱屋(ひしや)』という屋号がついていました。
父が丸紅(まるべに)い勤めていたので、そこから『丸紅』と名付けました」
とのことです。
豊郷町観光案内所で販売している人気商品の一つに、丸菱さんが加工している
キャラクターの部分は刺繍で、ロゴはメタリィフ加工したものです。
また、「うさかめマスク」も大好評の商品です。
《メタリィフ素材を使おうとしたきっかけは?》
「素材を模索している時にメタリィフに出会い、今までにない素材・質感が面白い!
と感じて使ってみようと思いました」とのこと。
《メタリィフの一番の特徴は?》
「一見シートの様に見えますが、これは織物です。普通にハサミで切るとほつれて
しまいますが、レーザーカットすると焼き切るのでほつれないのです。
色は10色あり、どれもオーロラ色に輝くとてもきれいな生地です。」
ほとんどの布地に加工できる魔法のような素材ですね!
さて、いざ作業場にお邪魔してみると・・・
たくさんの機械がズラリと並んでいます。
どんな機械でどのように加工されているのか、社会科見学のような気分で興味津々♪
【後編に続く】